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目次V-Z


Wiktoria (♀) F.

--LA-- [地域] Polish

Victoria (♀) のポーランド語形
[カナ/Polish (慣)] ヴィクトリア


Wiera (♀) F.

-諸説- [地域] Polish

Vera (♀) のポーランド語形


Wigbert (♂) M.

--GE--
聖人名

[OE] battle-bright
/8世紀頃にこの名を持つ聖人がいた。St. Wigbert はドイツに伝道した St. Boniface の助力者の1人として知られる
[▽推定カナ表記]ウィグバート
分割位置/Wig-bert


Wigburh (♀) F.

-不明-

古英語由来で battle-fortress の語意と思われるが,辞典の資料がない。
-burh 要素を含む名としては Ethelburga (♀) , Cyneburh (♀) 等がある
推定分割位置/Wig-burh


Wigmund (♂) M.

--GE--

[OE] battle (war) -protection
[▽推定カナ表記]ウィグムンド

古英語名。検索によれば9世紀のヨーク大司教,9世紀のマーシア王がこの名を持っている。
 英語の姓名 Wyman, Whaymand, Whyman 等は Wigmund から派生した。
 しかしこれらの姓名が,地域によっては「Wigmund と同系同意の北欧男子名――Vigmundr (古ノルド語名), Vimund (古スウェーデン語名,古デンマーク語名)」から出来た可能性も考えられるそうだ。


Wigram (♂) M.

--GE--

[OG?] battle-raven
分割位置/Wig-ram


Wigstan (♂) M.

--GE--

Wystan (♂) の古英語綴り
分割位置/Wig-stan


Wigswith (♀) F.

-不明-

古英語由来で battle-strong の語意と思われるが,信用のおける辞典の裏づけがない。
-swith 要素を含む名として Frideswide (♀) , Cyneswitha (♀) , Swithin (♂) 等がある
推定分割位置/Wig-swith


Wilbert (♂) M.

--GE--

[OG] will-bright
分割位置/Wil-bert


Wilbur (♂) M.

--GE-- [地域] English

(1) [OG] will-bright
(2) [OE] will-fortress
/ゲルマン由来の古い人名に由来する「姓名」の個人名転用。多分日本ではアメリカの飛行機製作者ウィルバー・ライト (Wilbur Wright, 1867-1912,ライト兄弟の兄) の名として知られた
[カナ/English] ウィルバー
分割位置/Wil-bur


Wilf (♂) M.

--GE-- [地域] English

Wilfred (♂) の短縮形


Wilfred (♂) M.

--GE-- [地域] English

[OG?/OE] will-peace
[カナ/English] ウィルフレッド
分割位置/Wil-fred


Wilfrid (♂) M.

--GE--
聖人名

[OG?/OE] will-peace
/この名を持つ聖人が2人いるが,634年生まれの St. Wilfrid (634-709) は有名らしく,『聖人辞典』の記述が超長い。St. Wilfrid (Wilfrith) はノーサンブリアの貴族出身で,ノーサンブリアの女王エアンフレッド (Eanfled) の援助を受けてローマで学んだ。しかし教会世界での栄達を望み,教権を強硬に主張してノーサンブリア王と対立し,追放されてしまった。
[▽推定カナ/English]ウィルフリッド
[発音近似カナ/English] ウィルフリド


Wilfried (♂) M.

--GE-- [地域] German

[OHG] will-peace
Wilfred (♂) に相当するドイツ語名
[カナ/German] ヴィルフリート
分割位置/Wil-fried


Wilhelm (♂) M.

--GE-- [地域] German

William (♂) のドイツ語形
[カナ/German] ヴィルヘルム

対照表

この名を持つバラの品種と花色/
Wilhelm (紅色)


Wilhelmina (♀) F.

--GE-- [地域] German

William (♂) のドイツ語女性形
[▽推定カナ/German] ヴィルヘルミーナ

対照表


Wilhelmine (♀) F.

--GE-- [地域] German

Wilhelmina (♀) の変形
[カナ/German] ヴィルヘルーネ


Will (♂) M.

--GE-- [地域] English

William (♂) の英語短縮形
[カナ/English] ウィル (アクセントなし)


Willard (♂) M.

--GE-- [地域] English

[OE] will-hard
/古英語由来の「姓名」の個人名転用
[発音近似カナ/English] ウィラード
分割位置/Will-ard


Willem (♂) M.

--GE-- [地域] Low German, Dutch

Wilhelm (♂) の愛称形
[カナ/Dutch (慣)] ウィレム


Willi (♂) M.

--GE-- [地域] German

Wilhelm (♂) の愛称形
[カナ/German] ヴィ


Willa (♀) F.

-造名- [地域] English

Will (♂) から造られた英語女性形
[発音近似カナ/English] ウィラ (アクセントなし)


William (♂) M.

--GE-- [地域] English
聖人名

[OG] will-helmet
[カナ/English] ウィリアム

対照表

この名を持つバラの品種と花色/
William Shakespeare (濃紅から紫紅色に変化する)
William Lobb (紫紅色)
Royal William (赤)
William III (Ⅲ) (濃いピンク)


Willibald (♂) M.

--GE-- [地域] German
聖人名

[OE/OHG] will-bold
/St. Willibald (8世紀) の名として知られる。St. Willibald はウェセックス出身のアングロサクソン人で,ドイツのアイヒシュテットの司教を勤めた。彼は St. Winnibald と St. Walburga と兄弟である
[カナ/German] ヴィリバルト
[カナ/English] ウィリボールド
分割位置/Willi-bald


Willie (♂) M.

--GE-- [地域] English

William (♂) の英語愛称形
[▽推定カナ/English]ウィリー
[発音近似カナ/English] ウィ


Willow (♀) F.

-GE?-

[English] 植物名の人名転用らしい
[▽推定カナ/English]ウィロー
[発音近似カナ/English] ウィロウ


Willy (♂) M.

--GE-- [地域] English

William (♂) の英語愛称形
[▽推定カナ/English]ウィリー
[発音近似カナ/English] ウィ


Wilm (♂) M.

--GE-- [地域] German

Wilhelm (♂) の縮約形
[カナ/German] ヴィルム


Wilma (♀) F.

--GE-- [地域] German, English

ドイツでは Wilhelmina (♀) の縮小形。英語圏では借用名か,William (♂)から造った女性形
[発音近似カナ/English] ウィルマ
[発音近似カナ/German] ヴィルマー


Wilmar (♂) M.

--GE-- [地域] English

[OG] will-famous
[発音近似カナ/English] ウィルマー
分割位置/Wil-mar


Wilmetta (♀) F.

-造名- [地域] English

Wilmette (♀) の英語変形
[▽推定カナ/English]ウィルメッタ


Wilmette (♀) F.

-造名- [地域] English

英語名の Wilma (♀) に女性指小辞形語尾 -ette をつけて造った英語名
[発音近似カナ/English] ウィルット


Wilmer (♂) M.

--GE-- [地域] English

Wilmar (♂) の英語変形
[発音近似カナ/English] ウィルマ
分割位置/Wil-mer


Wilmot (♂) M.

--GE-- [地域] English

William (♂) の中世英語指小辞形。その指小辞形から「姓名」が派生し,その姓名が再度「個人名」として転用された
[発音近似カナ/English] ウィルモット,ウィルマット


Wilmot (♀) F.

--GE-- [地域] Middle English

William (♂) の中世英語指小辞形で,18世紀頃まで女性名として使われた記録がある
[発音近似カナ/English] ウィルモット,ウィルマット


Willow (♀) F.

--GE-- [地域] English

植物名の人名転用。樹形や枝葉の優雅さが女性名にふさわしいとみなされたようだ。
[カナ/English (慣)] ウィロー,ウィロウ

聖書では2度ほど「喜ばしい場面」にヤナギが登場する。しかし英米文学的にヤナギは悲哀の象徴らしい。日本でも柳の下と言えば「幽霊の専用ステージ」というイメージだが,柳を見て哀れな存在を想像する感性が外国にもあるらしい。
 かなり昔読んだ本に,シェークスピアが何度か「悲哀・ヤナギ・ヒロイン」を3点セットにした――と書いてあった。どの作品なのか確認せずに現在に至っているが,「ヤナギの木から川に落ちて死ぬオフィーリア」はその3点セットの実例の一つだろうと思う。 


Wim (♂) M.

--GE-- [地域] German

Wilhelm (♂) の縮約形


Win (♀) F.

-諸説- [地域] English

Winifred (♀) の英語短縮形
[発音近似カナ/English] ウィン (アクセントなし)


Wincenty (♂) M.

--LA-- [地域] Polish

Vincent (♂) のポーランド語形
[カナ/Polish] ヴィンツェンティ


Winfred (♂) M.

--GE--

[OE] friend-peace
古英語 wine-frith (friþ) に由来。8世紀のマインツ司教聖ボニファティウスの本名は Winfrith (または Winfrid) だった。
[▽推定カナ/English]ウィンフレッド
[発音近似カナ/English] ウィンフリド
分割位置/Win-fred


Winfried (♂) M.

--GE-- [地域] German

[OHG]
/Winfred (♂) と同系のドイツ語名らしい
[カナ/German] ヴィンフリート


Winifred (♀) F.

-諸説- [地域] English, Welsh
聖人名

(1) [Welsh] fair (white)-?
/ウェールズ語名 Gwenfrewi に由来。ウェールズの処女聖人の名。この聖人は Winefride, Wenefred, Wenefreda 等とも記録されている。綴りの類似から Winfred (♂) と語意を混同される時もある
(2) [OE] joy-peace
/詳細不明の説。後半の語意が peace であるところから見て,Winfred (♂) に類似した別の名を語源と考える説のようだ
[カナ/English] ウィニフレッド


Winfrid (♀) F.

-諸説- [地域] English

Winifred (♀) の英語変形
[▽推定カナ/English]ウィンフリッド
[発音近似カナ/English] ウィンフリド
分割位置/Win-frid


Winnibald (♂) M.

-不明-
聖人名

8世紀の聖人 St. Winnibald の名として歴史に残る (彼は St. Willibald と St. Walburga の兄弟にあたる) 。Winebald とも綴られるので,おそらく古英語で friend-bold の語意と思われるが詳細不明。H&H の辞典ではWillibaldWalburg の項があるが,Winnibald については一行も言及されていない。3兄弟の中で一番影が薄かったのかもしれない。
[▽推定カナ/English]ウィニボルド,ウィニボールド


Winnie (♀) F.

-諸説- [地域] English

Winifred (♀) の英語愛称形
[発音近似カナ/English] ウィニー


Winston (♂) M.

--GE-- [地域] English

[OE] joy-stone
/古英語名由来の「姓名」を個人名に転用した名。イギリスの首相チャーチル (Winston Churchill, 1874-1965) の名として知られている
[カナ表記/English] ウィンストン
分割位置/Win-ston


Wisdom (♂) M.

-GE?- [地域] English

[English] 普通名詞の人名転用らしい
[発音近似カナ/English] ウィズダム


Wit (♂) M.

-LA?- Polish

Vitus (♂) のポーランド語形

対照表


Withburga (♀) F.

--GE--

8世紀の聖人の名として歴史に残る。Witburg とも綴られる。後半要素は fortress の語意で間違いないと思われるが,前半要素は不明。イースト・アングリア王 Anna の末娘で,姉妹とともに列聖された。姉妹たちの名は → Ethelburga (♀) ,→ Etheldreda (♀) ,→ Sexburga (♀) だった。

Wikipedia を見ると Wihtburh とも綴られる。前半要素が古英語 wiht だとすれば person, creature, thing 等の意味になる。wiht は後に綴りが変化して wight になっている。


Wladislaus (♂) M.

--SL--

Vladislav (♂) のポーランド語形由来のラテン語形らしい
[カナ/German] ウーディスラウス


Wladislaw (♂) M.

--SL--

Vladislav (♂) のポーランド語綴りに由来する綴りらしい
[カナ/German] ウーディスラフ


Władysław (♂) M.

--SL-- [地域] Polish

Vladislav (♂) のポーランド語形らしい
[カナ/Polish (慣)] ヴワディスワフ


Włodzimierz (♂) M.

--SL-- [地域] Polish

Vladimir (♂) のポーランド語形

対照表


Wojciech (♂) M.

--SL-- [地域] Polish

[Old Slavonic] soldier (warrior)-consolation
[発音近似カナ/Polish] ヴォイチェヒ
[カナ/Polish (慣)] ヴォイチェフ


Wojsław (♂) M.

--SL-- [地域] Polish

[Old Slavonic] soldier (warrior)-glory


Wojteczek (♂) M.

--SL-- [地域] Polish

Wojciech (♂) の愛称形


Wojtek (♂) M.

--SL-- [地域] Polish

Wojciech (♂) の愛称形


Woldemar (♂) M.

--GE-- [地域] German, Dutch, Danish

Waldemar (♂) の変形


Wolf (♂) M.

--GE-- [地域] German

(1) Wolfgang, Wolfram, Wolfhard (♂) の短縮形
(2) wolf の意を持つゲルマン語名に由来
[カナ/German] ヴォルフ (アクセントなし)


Wolfgang (♂) M.

--GE-- [地域] German
聖人名

(1) [OHG] wolf-battle (quarrel)
(2) [OG] wolf-going
/モーツァルトの名として有名なので,時々英語圏でも借用されるらしい
[カナ/German] ヴォルフガング
分割位置/Wolf-gang

Wolfgang Amadeus Mozart (ヴぉ流布ガング・アマデウス・モーツァルト,1756-1791, オーストリアの作曲家)


Wolfhard (♂) M.

-不明- [地域] German

見た感じゲルマン語源で wolf-hard の意味だと思われるが不明。『マイスター独和辞典』の Wolf (1) の項に,男子名 Wolf の原形として載っている。しかし「Wolfhard」の項目がないので詳細不明だ。
[▽推定カナ/German]ヴォルフハルト


Wolfram (♂) M.

--GE-- [地域] German
聖人名

[OHG] wolf-raven
[カナ/German] ヴォルフラム
分割位置/Wolf-ram


Wolfried (♂) M.

-不明-

多分ゲルマン語源で wolf-peace の語意と思われるが,信用のおける人名辞典の資料がないので詳細不明。ネット検索によれば Wolfried Lier (1917-1993) というドイツ人俳優が存在した。
[▽推定カナ/German] ヴォルフリート


Wulfhelm (♂) M.

--GE--

[OE] wolf-helmet
/923年から942年までカンタベリー大司教をつとめた人物がこの名を持っていた
[▽推定カナ/English]ウルフヘルム
分割位置/Wulf-helm


Wulfhere (♂) M.

-不明-

おそらくゲルマン語源の古英語名で,分解は wulf-here, 語意は wolf-army だと思われるが辞典の資料がない。7世紀のマーシア王の名として歴史に残っている (彼の父親はマーシア王ペンダ)。
-here 要素を含む名として Hereward (♂) がある
[カナ/(慣) 歴史人名] ウルフヘレ
推定分割位置/Wulf-here


Wulfhild (♀) F.

--GE--

(1) [OE] wolf-battle (war)
古英語名。英語の姓名 Woolfield の語源として R&W の辞典に記載がある。
(2) ノルウェー語名 Ulvhild の英語表記
/11世紀のノルウェーの王女ヴルフヒルト (Ulvhild av Norge) は Wulfhild of Norway と英語表記される。彼女はザクセン公オルドルフと結婚してザクセン公マグヌスを生んだ。
(1) と (2) は同系同意の名と思われる。
[▽推定カナ/English]ウルフヒルド

Nordic Names Wiki によると Ulvhild は古ノルド語由来で wolf-battle の意。


Wulfhilde (♀) F.

-不明-

11世紀のザクセン公マグヌスの娘で,バイエルン公ハインリヒ9世の妻だった女性 (Wulfhilde of Saxony) がこの名を持っていた。彼女の祖母は Ulvhild av Norge (英語表記 Wulfhild of Norway) だった。Wulfhilde はドイツ語的な綴りと思われる。→ Wulfhild


Wulfhilda (♀) F.

-不明-
聖人名

古英語名 Wulfhild (♀) のラテン語化と思われるが不明。彼女の名は Wulfhildis とも綴られる。(sainte Vulfilde とも表記されるが,これはフランス語綴りだろう。)
St. Wulfhilda (1000年に没) は見習い修道女時代にエドガー王 (King Edgar, 943-975) に結婚を望まれたが,それを拒んで修道女となり,のちに修道院長になったと言われる人物。アングロサクソンの高貴な家系出身の女性だったのではないかと考えられている。
[▽推定カナ/English]ウルフヒルダ


Wulfgifu (♀) F.

--GE--

[OE] wolf-gift
古英語名。英語の姓名 Wolvey の語源の一つとして R&W の辞典に記載がある。
[▽推定カナ/English] ウルフギフ
分割位置/Wulf-gifu

古英語 -gifu 要素を含む名としては他に Godiva (♀) , Elgiva (♀) 等がある。もし Wulfgifu がこの二つの名と同様にラテン語化されて使われ続けたなら,Wulfiva あたりの綴りで現代に残っていたかもしれない。


Wulfgyth (♀) F.

-不明-

古英語由来で wolf-battle (war) の語意と思われるが,信用のおける辞典の裏づけがない。
-gyth 要素を含む名としては Aldith (♀) , Edith (♀) 等がある
推定分割位置/Wulf-gyth


Wulfila (♂) M.

-GE?-

[Gothic] (little)-wolf
/ゴート語で「狼」を意味する語に指小接尾辞 -ila が付いた名前。Ulfilas とも表記される。Wulfila は4世紀の西ゴート人司教で,聖書を西ゴート語に訳したことで歴史に名を残した
[発音近似カナ/English] ルフィラ


Wulfnoth (♂) M.

--GE--

[OE] wolf-boldness
分割位置/Wulf-noth


Wulfric (♂) M.

--GE--
聖人名

[OE] wolf-ruler
/11世紀の聖人 St. Wulfric of Haselbury (1080-1154) の名として知られる。この聖人名は時に Ulfric, Ulfrick, Ulric とも綴られる。St. Wulfric はもと司祭だったが,突如隠者となった。そして数々の奇跡を起こし,予言能力もあったので,高貴な身分の人々が彼を訪ねたと伝えられている。
[▽推定カナ/English]ウルフリック,ウルフリク
分割位置/Wulf-ric


Wulfred (♂) M.

-不明-

805年から832年までカンタベリー大司教を務めた人物がこの名を持っていた。おそらく古英語名で wulf-fred (語意 wolf-peace) か wulf-red (語意 wolf-counsel) で構成された名と思われるが,詳細不明
[▽推定カナ/English]ウルフレッド


Wulfrun (♀) F.

-不明-

古英語名で前半は wolf の語意と思われる。後半要素は Gudrun (♀) の後半部分と同系で「ルーン(魔法文字)」と思われるが,信用のおける辞典の裏づけがない。


Wulfruna (♀) F.

-不明-

Wulfrun (♀) をラテン語化した綴り。検索すると Lady Wulfruna という身分の高い女性が存在したようだ
[▽推定カナ/English] ウルフルーナ


Wulfsige (♂) M.

--GE--

[OE] wolf-victory
/英語の姓名 Woolsey, Wolsey, Woosey の語源の一つと考えられている個人名。後半要素 -sige を含む名として Sigebert (♂) がある
[▽推定カナ/English]ウルフシジ,ウルフシゲ
分割位置/Wulf-sige


Wulfstan (♂) M.

--GE--
聖人名

[OE] wolf-stone
/St. Wulfstan (1008-1095) はウースターの司教をつとめた人物。彼は征服王ウィリアムに協力し,英国土地台帳 (Domesday Book) の作成に関わった。またブリストル商人に奴隷売買をやめさせたことでも知られる
[カナ/English] ルフスタン
分割位置/Wulf-stan


Wulfswith (♀) F.

-不明-

古英語由来で wolf-strong の語意と思われるが,信用のおける辞典の裏づけがない。
-swith 要素を含む名には他に Frideswide (♀) , Cyneswitha (♀) , Swithin (♂) 等がある


Wulfthryth (♀) F.

-不明-

古英語由来で wolf-strength の語意と思われるが,信用のおける辞典の裏づけがない。
-thryth 要素を含む名には他に Etheldred(a) (♀) ,Mildred (♀) 等がある。


Wulfwine (♂) M.

--GE--

[OE] wolf-friend
/ R&Wの姓名辞典に Woolven, Woollen, Wolfin 等の「英語の姓」の語源として記載がある名
分割位置/Wulf-wine


Wulfwyne (♀) F.

-不明-

アングロサクソンの女性の名として記録に残っているネット資料がある。Edwin (♂) と Edwyn (♂) のように,古英語由来の -win(e) は 時に -wyn(e) に綴り変えられる場合があるので,おそらく Wulfwine (♂) と同一語源と思われるが,信用のおける辞典の裏づけがない。


Wyatt (♂) M.

--GE-- [地域] English

Guy (♂) と同語源。中世指小辞形の Wyat から「姓名」の Wyat, Wyatt が出来たが,その姓が個人名に転用された。ワイアット・アープ (Wyatt Earp) により有名ではあるが,個人名としては稀少らしい
[カナ/English (慣)] ワイアット


Wyn (♂) M.

--CE-- [地域] Welsh

[Welsh] white (fair, blessed, holy)
[発音近似カナ/English] ウィン (アクセントなし)


Wynn (♂) M.

--GE-- [地域] English

Wynne (♂) の変形
[発音近似カナ/English] ウィン (アクセントなし)


Wynne (♂) M.

--GE-- [地域] English

[OE/ME] friend
/古名から派生した「姓名」を再び個人名転用したもの
[発音近似カナ/English] ウィン (アクセントなし)


Wynne (♀) F.

-諸説- [地域] English

Win (♀) の綴り変えの変形
[発音近似カナ/English] ウィン (アクセントなし)


Wystan (♂) M.

--GE--
聖人名

[OE] battle-stone
/古英語では Wigstan と綴られた。マーシアの少年王の名として知られる。彼は9世紀中頃に殺害され,後に列聖された
[発音近似カナ/English] ウィスタン
分割位置/Wy-stan

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