--GR--
★聖人名
[Greek] scholar
／ギリシャ語源のラテン語 scholasticus の女性形に由来する。St. Scholastica という聖人が５～６世紀に存在した。彼女はベネディクト会創設者
St. Benedict の姉妹だった。
[▽推定カナ/English] スコラスティカ
--LA--
[Latin] knowledge
／J&S の索引部分に収録されている名。使用地域・時代等に関する詳細は不明。ラテン語 scientia は「知ること，知っていること」の意味を持つ。ラテン語
scientia が古フランス語 science を経由し，英語の science「科学，学問，知識」となった
-不明- [地域] Scottish, English
「スコットランド人 (出身) 」を意味する「姓名」を個人名に転用したもの。Scot 自体の語源は不明
[カナ/English (慣)] スコット
--HS--
Séamas (♂) の英語化綴りらしい
[発音近似カナ/English] シェイマス
--HS-- [地域] Irish Gaelic
James (♂) のアイリッシュゲーリック形
--HS-- [地域] Irish Gaelic
John (♂) のアイリッシュゲーリック形
／アクセントのつかない綴りで使われることもある
[発音近似カナ/English] ショーン
--LA-- [地域] English
[English←Latin] season
／LR によれば Season Hubley という女優が存在したらしいがおそらく芸名と思われる。実在の人物に「本名として」命名されたことがあるとすれば，多分英語の普通名詞
season「季節，好機」の人名転用だろう。season の語源のラテン語 satiō, -ōnis は「種蒔き」の意。「種蒔きの季節」→「季節」と意味が変化した
--HS-- [地域] Scottish
John (♂) のスコティッシュゲーリック形
--GR-- [地域] English, German, ▼Polish
★聖人名
[Latin←Greek] majestic, magnificent, venerable
／直接はラテン語名 Sevastianus に由来
[カナ/English] セバスチャン，セバスティアン
[カナ/German] ゼバスティアン
[カナ/Polish (慣)] セバスティアン
[発音近似カナ/English] シバスチャン，セバスチャン，シバスティアン，セバスティアン
[発音近似カナ/German] ゼバースティアーン，ゼイバースティアーン
--GR--
Sebastian (♂) の女性形
[▽推定カナ/Italian] セバスティアーナ，セバスチャーナ
--GR--
Sebastiana (♀) の変形
--GR-- [地域] Italian
Sebastian (♂) のイタリア語形
[▽推定カナ/Italian] セバスティアーノ
[発音近似カナ/Italian] セイバースチャーノウ
--GR-- [地域] French
Sebastian (♂) のフランス語形
[カナ/French] セバスティアン
[発音近似カナ/French] セイバスチャン
--LA--
Secundus (♂) の女性形
--LA--
[Latin] second
／ (ラテン語序数に由来する名→)
[発音近似カナ/English] シカンダス
--GR-- [地域] English
Selene (♀) の英語変形
[▽推定カナ/English] セレーナ
[発音近似カナ/English] シリーナ，サリーナ
--GR--
[Greek] ギリシャ神話の月の女神の名
[カナ/ (慣) 神話人名] セレネ
[発音近似カナ/English] シリーニー
--LA?- [地域] Russian
Selivan (♂) の口語形
[キリル文字] Селифан
-諸説- [地域] English
Selena (♀) か Celia (♀) の変形または派生形
[カナ/English] セリーナ
[発音近似カナ/English] サリーナ，サライナ
-不明- [地域] English
[不祥・造名] トマス・グレイ (1716-71) の詩の中に登場する名。H&H はアラビア由来の名 Selim (語意 peace) に詩人が影響を受けたと推測している。
--LA?- [地域] Russian
『岩波ロシア語辞典』収録。「ローマ神話のシルヴァヌスからか」と説明がある。このシルヴァヌスがもし Silvanus のことであれば，ラテン語由来の名。語意は of the wood「森の」
[カナ/Russian] セリヴァーン
[キリル文字] Селиван
--LA?- [地域] Russian
Selivan (♂) の愛称形
[キリル文字] Селиваночка
--LA?- [地域] Russian
Selivan (♂) の口語形
[キリル文字] Селивон
-諸説- [地域] (1) English (2) German
(1) [不祥・造名] マクファーソン (1736-1796) の『オシアンの詩』の中に登場する宮殿名。この詩の中では beautiful appearance の意として使われている。
(2) Anselma (♀) の短縮形
(3) 北欧で Selmar (♂) (2説) の女性形として使われる
[カナ/English] セルマ
[カナ/German] ゼルマ
[カナ/Swedish (慣)] セルマ
--GE-- [地域] (1) German, (2) ▼Norwegian, ▼Swedish
(1) [OHG] ?-famous
(2) [ON] blissful, happy-famous
[カナ/German] ゼルマル
-諸説- [地域] English
(1) [OE?] prosperity-friend または hall-friend
(2) [Latin?] ラテン語名 Silvanus (♂) からの変化かもしれない
[発音近似カナ/English] セルウィン
--HS-- [地域] Russian
Simeon (Simon) (♂) のロシア語形。ロシアでは Simon (♂) も使われる
[カナ/Russian] セミョーン
[キリル文字] Семён
--HS-- [地域] Russian
Simeon (Simon) (♂) のロシア語愛称形
[キリル文字] Семёнушка
--LA--
[Latin] older
-造名- [地域] English
[Greek, 造名] Agnes (♀) を逆から綴ったもの
[発音近似カナ/English] セインガー
--GR-- [地域] ▼Finnish
Xenia (♀) のフィンランド語形らしい
[カナ/Finnish (慣)] セニヤ
■フィンランドのオリンピックメダリストに Senja Pusula (セニヤ・プスラ) という選手が存在した。
--LA-- [地域] German
Kreszentia (♀) の短縮形
[カナ/German] ゼンタ
--GR-- [地域] Russian
Arseni(i), Semyon (♂) の略称形
[キリル文字] Сеня
--GR-- [地域] Russian
Kseniya (♀) の略称形
[キリル文字] Сеня
--GR-- [地域] Irish Gaelic
George (♂) のアイリッシュゲーリック形
--GR-- [地域] Scottish Gaelic
George (♂) のスコティッシュゲーリック形
--HS-- [地域] German
バヴァリア地方 (つまりバイエルン，ドイツ南東部) でよく使われる Josef (♂) の愛称。
[▽推定カナ/German] ゼップ
--HS-- [地域] German
Josef (♂) の南ドイツでの愛称
／Sepplhose「ゼップルズボン」, Sepplhut「ゼップル帽」というアルプス地方の民族衣装がある
[カナ/German］ゼップル
--LA--
Septimus (♂) の女性形
[▽推定カナ/English] セプティマ
--LA--
[Latin] seventh
／ (ラテン語序数に由来する名→)
[発音近似カナ/English] セプティマス
--HS-- [地域] Russian
[Hebrew]「熾天使」の意
／Seraphina (♀) 等と語源は同じ
[カナ/Russian] セラフィーム
[キリル文字] Серафим
--HS-- [地域] Russian
Serafim (♂) の女性形
[カナ/Russian] セラフィーマ
[キリル文字] Серафима
--HS-- [地域] Russian
Serafim (♂) の愛称形p
[キリル文字] Серафимушка
--HS-- [地域] Russian
Serafima (♀) の愛称形
[キリル文字] Серафимушка
--HS-- [地域] English
Seraphina (♀) の変形
--HS-- [地域] English
Seraphina (♀) の変形
☆聖書人名
★聖人名
--HS-- [地域] English
[Hebrew] burn, burning one
／天使の階級名「熾天使」。St. Seraphina という聖人がいた。この綴りはラテン語形で，一応英語名になっているが，使用は多くないらしい
[カナ/English] セラフィーナ
--HS-- [地域] German
Seraphina (♀) のドイツ語形
[カナ/German] ゼラフィーネ
--不明--
Seraphina (♀) と近似の名だが辞典の資料がない。バルザックの小説『セラフィタ』（Séraphîta, 1835）の主人公の名。この主人公は両性具有の天使で，男としての名は
Séraphîtüs (セラフィテュス) だった。
[カナ/(慣) 架空人名] セラフィタ
--LA-- [地域] English
[Latin] calm, serene
[発音近似カナ/English] サリーナ
--LA-- [地域] French
Sergei (♂) のフランス語形
／英語でもフランス語でも serge と綴ると「綾織」を指す
[カナ/French] セルジュ
--LA-- [地域] Russian
不祥のローマの氏族名 Sergius に由来。14世紀にこの名を持つロシアの有名聖人がいた
[カナ/Russian] セルゲーイ
[カナ/Russian (慣)] セルゲイ
[キリル文字] Сергей
--LA-- [地域] Italian
Serge, Sergei (♂) のイタリア語形
[カナ/Italian] セルジョ
[カナ/Italian (慣)] セルジオ
--LA--
★聖人名
語意不祥のローマの氏族名
／ラテン語名だがドイツでも借用する (または借用した) らしい。
[カナ/(慣) 歴史人名] セルギウス
[カナ/German] ゼルギウス
[発音近似カナ/English] サージアス
--GR--
[Greek] silken または chinese
／ギリシャ語 Seres は『東洋人』の意。Seres が推定のラテン語 sericum を経由して変遷し，英語の silk「絹」になっている
[発音近似カナ/English] セリカ
--GE--
[Old German] armour-battle
／LR収録名。LRは Saro-hildi. "armored battle maid." と説明していが，前半要素は Serle (♂) と同類の語，後半要素は Hilda (♀) と同じものと思われる。他の二要素語人名の語意説明と書式を合わせるため，語意を armour-battle とした
--GE--
[Old German] armour
／古代ドイツ語では Sarilo, 古代英語では Serlo と綴られて使用された。ノルマン・コンクェスト以後，ノルマン人による使用が増えたが，14世紀以後は廃れた
--LA-- [地域] Russian
Sergei (♂) の略称形
[カナ/Russian] セリョージャ
[キリル文字] Серёжа
--LA-- [地域] Russian
Sergei (♂) の愛称形
[キリル文字] Серёженька
--LA-- [地域] English
Cecilia (♀) の英語愛称形
--LA-- [地域] Italian
Sextus (♂) のイタリア語形
／Sisto (♂) の綴りもある (ラテン語序数に由来する名→)
[発音近似カナ/Italian] セスト
--HS-- [地域] English
☆聖書人名
[Hebrew] substitute, compensation
[カナ/(慣) 聖書人名] セツ
[発音近似カナ/English] セス (アクセントなし)
--HS-- [地域] Scottish Gaelic
Séamas (♂) の古い綴り
[発音近似カナ/Irish] シェイマス
--/-- [地域] Russian
Sevastyan, Vsevolod, Evsei (♂) の略称形
[カナ/Russian] セーヴァ
[キリル文字] Сева
--GR-- [地域] Russian
Sebastian (♂) のロシア語古形
[キリル文字] Севастиан
--GR-- [地域] Russian
Sebastian (♂) のロシア語形
[カナ/Russian] セヴァスチヤーン
[キリル文字] Севастьян
--GR-- [地域] Russian
Sebastian (♂) のロシア語愛称形
[キリル文字] Севастьянушка
--LA-- [地域] Italian, Spanish, Portuguese
[Latin] severe, stern
／ローマの家族名 Severus に由来する Sevirinus から作られた Severianus に由来
-不明-
Severino (♂) に関係がありそうに見えるが不明。デンマークの個人名として辞典に載っている
[カナ/Danish (慣)] セヴェリン
-不明- [地域] French
Severino (♂) に関係がありそうに見えるが不明
[カナ/French] セヴラン，セブラン
[発音近似カナ/French] セイヴラン
--LA-- [地域] Italian, Spanish, Portuguese
Severino (♂) の女性形
-不明- [地域] French
Severino (♂)，Sévérine (♀) に関係がありそうに見えるが不明
[カナ/French (慣)] セヴリーヌ，セブリーヌ
--LA--
Severino (♂) のフランス語女性形
--LA-- [地域] Italian, Spanish, Portuguese
[Latin] severe, stern
／ローマの家族名 Severus に由来する Severinus に由来
[▽推定カナ表記］セヴェリーノ
--LA--
[Latin] severe, stern
／ローマの家族名 Severus から派生した家族名 Severinus に由来。7世紀にこの名を持つローマ教皇が存在した
[カナ/(慣) 歴史人名] セウェリヌス
[発音近似カナ/English] セヴァライナス
[発音近似カナ/German] ゼイヴェリーヌス
--LA-- [地域] Italian, Spanish, Portuguese
[Latin] severe, stern
／ローマの家族名 Severus に由来
--SL-- [地域] Russian
Vsevolod (♂) の愛称形
[キリル文字] Севочка
--GR-- [地域] Russian
Evsei, Sevastyan (♂) の愛称形
[キリル文字] Севушка
--GE--
[OE] victory-strength (power, rule)
--GE-- [地域] English
Siward (♂) の英語変形
[発音近似カナ/English] シューアド，シーワド
--GE--
イーリー島の修道院長を勤めた7世紀の聖人の名として歴史に残る。彼女はイースト・アングリア王 Anna の娘で，ケント王アーコンバート (Erconbert)
の妃だった。姉妹の Etheldreda, Ethelburga と共に列聖されている。Sexburg とも綴られる。
[カナ/(慣) 聖人名] セクスバーガ
--LA--
[Latin] sixth
／ (ラテン語序数に由来する名→)
[発音近似カナ/English] セクスタス
--LA--
Sextus (♂) から派生したラテン語名
--/-- [地域] Russian
Evsei, Moisei (♂) の略称形
[キリル文字] Сея
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