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Sarah (♀) F.

--HS-- [Hebrew] princess /「王女」
☆聖書人名

[English] Sarah
(変形) Sara, Zara
(愛称形) Sallie, Sally, Sadie
(愛称形 Sallie, Sally の短縮形) Sal
[German] Sara
[Swedish] (愛称形) Sassa
[French] Sara
[Italian] Sara
[Spanish] Sara
(愛称形) Salita
[Hungarian] Sára
(愛称形) Sári
[有名人] サラ・ヴォーン (Sarah Vaughan, 1924-90,アメリカのジャズ歌手)

聖書の『創世記』に登場するアブラハムの妻サライ (Sarai) の改名後の名 Sarah に由来。『創世記』には,神が「サライをサラに変えろ」と命ずるくだりがある (アブラハムもアブラムからアブラハムへと改名された。→ Abraham)
 Sarah はヘブライ語で princess「王女」の意。また Sarai はへブライ語で contentious「けんか好きな,議論好きな」の意とされている。
 ただ Sarai はもともとヘブライ語以前の他言語の名で,ヘブライ語で解釈しても空しいとする説もある。

英語の princess には「王女」のほかに「女王」「王妃」等の意味もある。

Zara (♀) は Sara, Sarah (♀) の変形として使われる。しかしアラビア語 zahr (語意 flower)「花」を語源とする Zara (♀) もあるらしい。
 イギリスで Zara は1960年代に使われ始めたが,アン王女の娘 Zara Phillips (1981-) の名として広まり,1980年代には流行した。

Sally, Sallie (♀) は r-l 音変化,Sadie (♀) は r-d 音変化により出来た愛称形。しかし現在は独立名扱いで使用されている。

アイルランドで Sarah (♀) は別語源の Sorcha, Saraid (♀) の英語化形として使われる。

Sarah (♀) は英語では (ア) ラ, (ウ) ラまたはイラに近い発音になる (辞書によって発音記号が微妙に違う) 。
 原音に忠実にカナ書きするなら「セラ」が最も近いはずだ。しかし例えば,今更「セラ・ヴォーン」と書いても,誰も Sarah Vaughan を連想しない。日本語的には「サラ」と読み書きしておくしかないようだ。

[カナ表記/原語でのアクセント位置参考]

Sarah (♀)
[カナ/English (慣)] サラ
[カナ/(慣) 聖書人名]サラー,サラ

Sara (♀)
[カナ/German] ーラ
[カナ/Italian (慣)] サーラ

Sallie, Sally (♀)
[カナ/English] リー

Sadie (♀)
[カナ/English] イディ

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