神代植物公園のバラ

マチルダ [Matilda] (F)-----[作出] 1988年,フランス [撮影] 2022年5月11日,都立神代植物公園

マチルダ2022

 小ぶりの花が群れ咲く。花の開き具合によってかなり雰囲気が違う。
 花弁の縁の濃いピンクが滲むように広がり,淡いピンクの花になる。
 開き具合の違う花 (2022年5月11日撮影)

 開ききるとがっかりするバラもあるが,マチルダは全開状態で平たくなった時期も可愛らしい。
 このバラを見ると何かとても「懐かしい気分」になる。どうもその理由は,「運動会や学芸会の時,薄紙と輪ゴムで作った花飾りを思い出す」からのようだ。


 Matilda はゲルマン語由来の女性名。ゲルマン人名によくある「二つの要素を合成した名」で,前半要素が might, strength 「力」,後半要素が battle, strife 「戦い」を意味する語に由来する。

Matilda 対照表


[作出] 1988年フランス,A. Meilland
[交配親] MEIgrami × Nirvana
[花] 淡いクリーム色に桃色のぼかし。径5〜7cm,丸弁平咲き,または半八重盃状咲き
[花期] 四季咲き性
[株の大きさ] 0.7m
[香り] ほとんどない
[別名] セダクション
[神代植物公園での花期] 2022年は第一陣の花が開いたのが5月5日,5月11日には花壇全体に花が咲き揃っていた。5月13日の雨で咲き揃った花が傷んだ後,5月19日には再び花壇全体に花が多くなっていた。5月中に2回くらいは花壇が花盛りになると思われる。


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Last Update 2022.7.13