■デンティ・ベス [Dainty Bess] (HT)-----[作出] 1925年,イギリス [撮影] 2022年5月7日,都立神代植物公園
100年近く前に作出された品種だが,今でも人気があるバラだそうだ。
神代植物公園にはつる性の「つるデンティ・ベス」もある。
2022年5月21日,小雨がぱらつく中で神代植物公園のバラ園を練り歩いていた。
100円均一の白いペラペラしたレインコートを羽織り,コンビニ透明傘の柄を斜め掛けショルダーバッグの紐にくくりつけ,両手でスマホを保持して撮影ができる状態で。
スマホは普段のTPUケースにカメラ部分だけ穴を空けたジップロックを被せてマスキングテープで止め,端子部分もマスキングテープでガードし,その状態で自撮り棒にセット。
なおスマホにはいつもカールコードのストラップをつけているが,そのコードを二つ折りにしてマスキングテープで縛り,「手から落としても絶対に地面に落ちないように」調整していた。
だからバラ園の真ん中で多少雨が強まっても全然平気。
どう調整しても黒赤に撮れない「ビクトル・ユーゴー」を,マニュアルモードで色々設定を変えながら撮っていた。
しかし雨はさらに激しくなり,花が揺れるようになったので,しぶしぶ撮影を諦めたところ,視界の端で何かがヒラヒラ落ちていくのが見えた。
「ビクトル・ユーゴー」の隣に植えられている「デンティ・ベス」の花びらが,強雨に打たれて落ちているのだった。
うわぁ。一重咲きで花びらが大きいと雨で散っちゃうのか。
まだそんなに傷んでいる花じゃないのに……
そのときふと「動画を撮る」ことを思いついて,「ビデオ」を使ってみた。
普段ほとんど動画を撮らないのでスタートを押しただけの動画が撮れた。
花が散る様子の動画 (MP4/57秒・91.4MB)
雨の中を避難する人,藤棚の下やレストハウスに待避した人なども少し写っている。
[作出] 1925年イギリス,アーチャー (Archer)
[花] 柔らかいピンクの一重咲き,平咲き,花径11cm
[香り] 弱い
[神代植物公園での花期] 2022年は5月5日に第一陣の花の開花を撮影できた。5月15日,5月21日あたりは開花した花の数が多かった。また6月中旬頃まで数は少ないがたまに咲いていた。
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Last Update 2022.7.16