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Vivian (♂) M.

-諸説- [Latin] alive /「生命のある」
女性名に関してはケルト語源だと考える説もある
聖人名

[English] Vivian
(変形) Vyvyan
(短縮形) Viv
[French] -
[Old French] Vivien
[Latin] Viviānus
[聖人] St. Vivianus (5世紀ローマの殉教聖人)
[有名人] サー・ヴィヴィアン・フックス (Sir Vivian Fuchs,1908年生まれ。南極を探検したイギリス人)

Vivian (♀) F.

-諸説- Vivian (♂) の異性形

[English] Vivian, Viviana / Vivien
(変形) Viviann, Vivianne, Vivean
(借用形) Vivienne (< *French)
(指小辞形 (造名) ) Viviette
(短縮形) Vi, Viv, Vivi, Vivie
[Scandinavian] Viviann, Vivianne
[French] Vivienne, Viviane
[Italian] Viviana
[有名人] ヴィヴィアン・リー (Vivien Leigh, 1913-67,イギリス人女優。本名は Vivian Mary Hartley)
[聖人] St. Viviana というマイナーな殉教聖人がいたらしいが,詳細不明

ラテン語 vīvus「生命のある」から派生したラテン語名 Viviānus に由来。男性名の Vivian は12世紀からイングランドの記録に現れ,中世には Phythian, Phytheon, Fithian 等と様々に綴られた。Vivian (♂) の女性形 Viviana (♀) も中世イングランドの記録に残っている。

Vivian (♀) はアイリッシュゲーリック名 Béibhinn (♀) の英語化形としても使われる。Béibhinn (♀) は11世紀アイルランドの王ブリアン・ボルー (Brian Boru) の娘の名で,Bevin (♀) とも綴られる。語意は white lady ,直訳すれば「白い貴婦人」となる。
 しかしR&W の辞典で英語の姓 Bevin を見つけた。この姓の語源は古代フランス語 bei vin, boi vin (語意 drink wine) だそうだ。同じ綴りなのにイメージの差が大きい。

Vivien は Vivian (♂) の古代フランス語形で,Vivien (♂) の女性形が Vivienne (♀) だった。
 しかし19世紀,テニソンがアーサー王伝説を題材にした詩を作り,その中で「湖の貴婦人」の名として Vivienne ではなく Vivien を使用した。この詩の影響で Vivien は女性名だと認識され始めた。
 ただ,湖の貴婦人の名はそもそも Ninian (ケルト語源・語意不祥) の誤読で,ラテン語名 Viviānus とは無関係と考える説もある。

[カナ表記/原語でのアクセント位置参考]

Vivian (♂♀)
[カナ/English] ヴィヴィアン,ビアン

Viviana (♀)
[カナ/Italian] ヴィヴィーナ

Viviane (♀)
[カナ/French (慣)] ヴィヴィアンヌ,ビビアンヌ

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