■ロサ・ギガンティア[Rosa gigantea] (Sp)-----[撮影] 2002年4月末,都立神代植物公園
花びらの縁が外側に丸まり,剣弁となる。丸め癖のついた包装紙のようで,見た感じはあまり冴えない。しかし,現代バラの剣弁は,このバラに由来すると言われている。また,ティー・ローズの祖となった芳香を持っている。
gigantea は「巨大な」の意味。ギリシャ語 gígās, gigantos 「巨人」に由来する。これがラテン語に借用されて
gigās, gigantis となった。
gígās, gigantos は現代英語の giant 「巨人」の語源でもある。しかしこちらはフランス語を経由した時,途中の
g が落ちるなどの変化があった。
[原産] 中国南部・ミャンマー
[分類] インディカ節 (Indicae)
[花] アイボリー,一重咲き,径7cm
花期] 春,一季咲き性,早咲き
[株の大きさ(枝の長さ)] 6m (つる状に伸びる)
[香り] ティー・ローズの香りがある
[別名] 大花香バラ,ロサ・ギガンテア
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