■ピース[Peace] (HT)-----[作出] 1945年,フランス [撮影] 2001年10月,都立神代植物公園
クリーム色にピンクのぼかしが入る巨大なバラ。また,開花につれて全体的に色が淡くなる。上の写真よりもっと開いた花はこんな感じ(2002年5月撮影/40KB)
また,秋の花は春の花の比べて,咲き始めから色が淡い気がする。
1939年,フランシス・メイアン (Francis Meilland) は新しいバラを作出し,これを母親に捧げて Mme. A. Meilland
(マダム・アントワーヌ・メイアン)と名づけた。
この花はその後アメリカに送られ,1945年に発表された。その際ベルリン陥落を記念して「ピース」と命名され,そちらの名のほうが有名になってしまった。
フランシス・メイアンの父,アントワーヌ・メイアン (Antoine Meilland) も育種家として名高い。Antoine は英語名の Ant(h)ony
(アンソニー)にあたるフランスの男子名。
なお,Antoine の女性指小辞形が Antoinette (アントワネット)である。
[作出] 1939年フランス,メイアン (F. Meillland)。しかし1945年にアメリカで「ピース」の名で発表された
[交配親] 〔(George Dickson × Souvenir de Claudius Pernet) ×(Joanna Hill ×Charles
P. Kilham)〕× Margaret McGredy
[花] クリームイエローにピンクの覆輪。径15cm,丸弁咲きまたは半剣弁高芯咲き
[花期] 四季咲き性
[株の大きさ] 1.3m
[香り] ほとんどない,「甘い」とする本もある
[賞] 1944年,ポートランド金賞/1946年,AARS/他,多数の賞を得た
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