■ブルー・ムーン[Blue Moon] (HT)-----[作出] 1964年,ドイツ [撮影] 2022年5月11日,都立神代植物公園
上の画像はやや色が強く写ったが,レタッチでうまいこと淡くできなかったのでそのままとした。
少し濁った淡いラベンダーグレイで,しみじみ見るとそれほど綺麗ではない気がするが,香りは大変素晴らしい。
ブルームーンは大人気の品種なので,花が咲いている時に花壇前は大混雑する。
スマホのカメラのマニュアル設定をのんびりやっていられる雰囲気ではなく,ある程度で妥協して撮ったらやはりいまいちで,大昔の写真 (2001年10月) のほうがよっぽどマシという残念な結果に終わった。
ブルームーンの花壇 (2022年5月11日)
5月11日は平日で,有休を消費して公園に出かけたのに,人多すぎだった。
新型コロナ対応による休園や入場制限があったから,バラ愛好者の欲求が2022年春に爆発したのかもしれない。
マインツァー・ファストナハト (Mainzer Fastnacht),シッシィ (Sissi),ブルー・マンデー (Blue Monday)
等,多くの別名を持っている。
Mainzer はドイツ語で「マインツの」(マインツは地名),Fastnacht は「カーニバル,謝肉祭」なので,多分「マインツの謝肉祭」の意味だろう。Blue
Monday は英語で「憂鬱な月曜日」。
青バラ(ブルー・ローズ)の名花。「ブルーの香り」と称される香りを持つ。これは「ダマスクの香り」と「ティーの香り」が混ざった香りを指すらしい。
[作出] 1964年ドイツ,タンタウ (M. Tantau)
[交配親] Sterling Silver の実生×無名の実生
[花] 灰色がかった淡い藤色,径10〜15cm,半剣弁高芯咲き
[花期] 四季咲き性
[株の大きさ] 1.5m
[香り] とても強い,ブルーの香り
[賞] 1964年,ローマ金賞
[別名] Tannacht, Mainzer Fastnacht, Sissi, Blue Monday
[神代植物公園での花期] 2022年は5月5日に第一陣の花の蕾を撮影している。5月11日には花壇に花が咲き揃って良い眺めになっていた。比較的早咲きの品種だと思われる。なお5月13日に大雨が降ったので,第一陣の花はそこで傷んでしまった。
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Last Update 2022.7.3