神代植物公園のバラ

ブルー・パーヒューム [Blue Parfum] (HT)-----[作出] 1978年,ドイツ [撮影] 2022年5月7日,都立神代植物公園

ブルー・パヒューム2022

 Blue Parfum の綴りで「ブルー・パルファン」のカナ表記もある。赤紫色に寄った藤色の花が咲く。非常に香り高い。

 parfüm はドイツ語で「香水,香料」「(文語的な表現で)芳香」。英語の perfume (パヒューム)やフランス語 parfum (パルファン)に相当する。しかし Blue というドイツ語はないようだ。Blue Parfum というのは英語化した品種名かもしれないが,そのへん不明。

 古代イタリア語 par- 「通って」+fumare 「煙る」で成り立った語 parfumare が,フランス語に借用されて parfum となり,これが英語の perfume の語源になった。

 古代イタリア語 par- はラテン語 par- に,fumare はラテン語 fumāre に由来する。
 fumāre はラテン語 fūmus 「煙,蒸気」から出た言葉で,fūmus が語源の英単語として,fume 「煙,蒸気,香気」がある。
 fume は perfume と違い悪臭にも使われる言葉となっている。


[作出] 1978年ドイツ,タンタウ (Tantau)
[花] 赤みのある藤色,中輪〜大輪,半剣弁高芯咲き
[花期] 四季咲き性
[株の大きさ] 1.2m
[香り] 非常に強い。プルーの香り
[別名] Tanfifum(タンフィヒューム)


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Last Update 2022.6.12