奇妙な黄昏 2024-

閃光弾で思い出した

 昨日 (2026.1.17),アマゾンプライムで『葬送のフリーレン』2期29話を見た。
 満足感が凄い。いいものを見た。
 だだ,何かを思い出しかけていると感じ,視聴後にしばらく考え込んで,思い出した。

 フリーレンの「ケープ+トランク」の旅装が,銀河鉄道999のメーテルのそれと似ている。
 メーテルの黒衣は機械帝国に運んだ多数の少年の喪に服するものという設定だった。
 フリーレンは勇者ヒンメルの思い出を抱えている。
「人間よりはるかに長命な女」が「死者の思い出を抱えて」「旅人として生きる」。
 別にパクリとかそういう話ではなく,フリーレンとメーテルには共通点がある。
 そこに。
 なんで。
 今頃気が付くんだよ。
 1期からずっと見てたのに。

 そしてなぜ今回気付いたのかを考えた。かなり考えた。
 記憶が繋がった原因は,おそらく「光で目くらましして逃げる行為」だ。
 それがメーテルの「閃光弾+逃亡シーン」を見た記憶と結びついた。
 しかしそのあたりまでは無意識に近い部分で「何か思い出しそうな気分」でモヤモヤしていた。
 それからケープ付きの服を着てトランクを持つメーテルの姿が意識に浮かび上がった。
 あれ……フリーレンとメーテルはデザイン的に似ている。
 まあ,旅人が旅行トランクを持つのはごく普通のデザインではある。「旅人」の記号的なアイテムだから。

 今回あの「光+逃亡」を見なければ,この先ずっと気が付かなかった可能性がある。
 老化が激しくて古い記憶が底の方で固まり,何かを掘り出すのには猛烈な圧が必要,そんな感じらしい。
 もしかしたら「まだらボケ」というのはこれと似た状態で,何かの圧が脳に作用し,一時的に意識が明晰になるのかも。
 というかもしかしたら私は既に「準まだらボケ」の領域に入っているのでは。
 年は取りたくないな……

 それにしてもメーテルの閃光弾シーンを見たのは正確にいつのことなんだ。
 調べてみると1979年の劇場版,または1981年まで放映されたテレビアニメ版のどこか,のようだ。
 (1982年に総集編が放映されているが私はそれを見ていない)
 1979年以降のテレビアニメ版で閃光弾使用場面があったなら約45年前,なければ約47年前の記憶である。
 そりゃ忘れて,当然,かな……?
 などと自分に言い訳をしている。

[記] 2026.1.18

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