アニメ・漫画

お約束の展開ノート

●アニメ・漫画

[動作]

登場するときに高い所に登る。
衝撃の知らせ！　手にしたものを取り落とす。グラスとか。
水中に落ちた！
- 浮かびあがった時に水を噴き出す。
- 溺れた奴の胸を押すと口から水を吐く。
- 溺れた奴の胸を押して口から出た水には魚が入っている。　
噂をされるとクシャミ。
バナナの皮で転ぶ。
大食いして皿を積み上げる。
ドアを勢い良く開けると，ドアと壁に挟まれた誰かがプレスされてペラペラに。そして時には紙のようにヒラヒラと舞い落ちる。最近見た思い出としては『狂四郎2030』かな。
わざとらしく木・電柱の陰で見守る・尾行する。見守り系の古い例は『巨人の星』のねーちゃんだろう。
- 季節に関わらず帽子・コート・サングラスで変装する
- 複数人で陰に隠れている場合，尾行最中にもベラベラと会話を欠かさない。会話中に叫び声をあげても，なぜか尾行対象に気づかれないで済んでしまう。
走って (または飛ばされて) 壁をぶちぬくと，人型の穴が開く。おそろしく昭和的ネタなので，もう見ることもあるまいと思っていたら，アニメ『蒼き鋼のアルペジオ』で使われていた。感動した。
転校初日に遅刻！　急いで走っていて人にぶつかる
曲がり角でドシンとぶつかる男女
- 男女どちらかが小道具にパンをくわえている
- 女が転んでパンツが見える
- 偶然にキスしてしまう
- 不可効力で男女どちらかが組み敷いた姿勢になってしまう。気が強い女の場合，男に鉄拳を食らわす展開へ
何かの理由で着衣が破ける（敵に切り裂かれる）
- 男女とも下腹部だけは布が残る。
- 女性の場合は胸のあたりも破けない。
- 長髪キャラクターなら問題の箇所にわざとらしく髪の毛がかぶさる。
何かの研究室につとめる科学者は，ビーカーやフラスコでお茶類を飲む。ビーカーに入っているお茶は出がらしで黄色っぽくて尿検査風である。
溺れてもがく！　しかし実は足が届く深さ。
釣りをすると……
- 長靴・空き缶が釣れる
- 川のヌシ的大魚がかかり，釣りをしているキャラが水に引きずり込まれる。
- 川に引きずり込まれたのが女性だと服が透けるなどえっちぃ（はぁと）な展開になる。
必殺技を繰り出す時，技の名前を高らかに叫ばなくてはならない。
- ギャグ漫画の場合，考え得る限り意味不明な技名がふさわしい。「スーパーデリシャスサンダーアタック」とか。
メガネ・コンタクトを落とすと……
- 「メガネ，メガネ」と唱えながらはいつくばって探さなくてはならない。
- コンタクトを落とした時は発見するまでに誰かに踏まれる
- メガネ・コンタクトを探すのが女性の場合「パンチラ」が拝めることがある
ゲタ箱のフタをあけると……
- ラブレターがなだれ落ちる。
- チョコレートがなだれ落ちる。
- 靴がない……
- 靴に画鋲が……
- 怪人が覗いている。

[漫画・アニメ的表現]

電話が鳴ると，受話器が飛びあがる。
空しい場面。カラスが「カァア～」
メガネを取ると美人。
驚くべきものを目撃した時，メガネが割れる。
せまいコマにキャラが文句を言う。
勢い余って崖っぷちを踏み越える！　しかし足場がないことに気がつくまで落下しない。
涙型の巨大な汗で「とほほ気分」を表わす。
困った時には顔面がシャワーノズル。汗だくになる。
驚愕した時など，口から飲食物を吹き出す。
早食いしすぎて喉を詰まらせ苦悶する。
パンチラを見て鼻血を吹き出す。
辛い料理を食べて口から火を吐く。
走る足元が渦巻き。
アニメのモブシーン。何秒かでリピート。パニック時の群集などに多い。
部分的に背景から不自然に浮いているセル描きの場所。アクションシーンで破壊予定だということがモロバレである。ただ，逆に「背景部分が壊れる」という感涙のヒネリ技を繰り出した作り手がいたと聞く。
変身時に破れた着衣が，変身を解くと復活している。
重要キャラが負傷する時にはスローモーション。撃たれる，斬られる，事故る……。
バトルで大規模破壊・しかし土煙が収まると無傷だったりする。
- たいてい「何ぃぃ！」と驚愕のセリフに続く。
宇宙空間の爆発。音がして煙がたなびく。真空やんけ。
目が見えなくなった場合，瞳に写る星が消える。
ギャグシーンで仮死状態になると天使風の姿で昇天。（頭に輪っか，白い寝巻き）
殴られると吹き飛ぶ。遥か遠方まで飛んだ場合はキラーンと光って星になる。
不自然な髪型
- 片目が完全に隠れるヘンな髪型。火傷を隠している月影先生のように，理由がある場合もある
- 現実では絶対無理な髪型。ファイアーヘアなんかがそうだ。
- 髪を結ったときと下したときの長さがどう考えてもおかしい。男性漫画家に多いように感じられる
- 前髪が「ノ」の字型に顔面に掛かっている。一房だけ。見た目に鬱陶しく。例: ブリーチのルキア，進撃の巨人のミカサ
洗脳された人物の瞳
- たいてい瞳に星を入れないで表現される。
- ロボットやアンドロイドの場合は，目とかの発光部分が赤くなることが多い。

[ストーリー]

スポーツの部活動。男子〇〇部には女子マネージャーがいて部員の誰かと交際している
ロボットアニメでヒーローに突如，一回限りの恋人登場
- 彼女は敵の回し者→主人公を愛して死亡。
- 彼女は余命いくばくもない薄幸の少女→死亡
- →そしてヒーローは悲しみを振り払って再び戦いに戻るのであった。
端役キャラに降って湧いた恋愛話
- 恋愛話と見えたのは誤解だった。
- 端役キャラ生存・恋人キャラ死亡→一回限り
- 端役キャラ生存・恋人キャラ生存→一回限り
- 最悪だと端役キャラ死亡→テコ入れ的な新キャラ登場！
球技をしているとボールがあらぬ所に飛んでいく
- 頑固じじいの家
- 校長室
- 更衣室・女湯
「実は私は〇〇星からきた宇宙人だったのだ」と告白，感動的な別れ。
- 別れっぱなしで余韻を出す。
- いきなり出戻って来て感動をぶち壊しギャグで終わる。

[場面]

ニセモノ登場！　目つきが卑しかったりして，明らかに本物と違うくせに，なぜか誰も気がつかない。
まるはだかで登場する女
- 恥じらう場合はまぁ普通のねーちゃんだ。
- 恥ずかしがらない場合，何か重大な秘密を持っている。ただし，エッチ系のプロ女はこの限りではない。
物語の急変と歩調をあわせて天候も急変。俄かにかき曇って雷鳴が鳴り響く。
感動の再会シーン。
- 両者駆け寄り熱烈抱擁。
- 片方が手を広げて待っていると，片方が通りすぎる。実は背後の対象に向かって走っていたのだった。
虫の知らせ。誰かが死んだか危篤。
- 花瓶が割れる
- 靴のヒモが切れる
- なぜかふと呼ばれたような気になる
美形の転校生は，主人公の席の隣の席に座ることになる
主人公が転校すると，美形の異性の隣りの席になる。

お約束の展開ノート

黄昏のポプリ

奇妙なポプリ