お約束の展開ノート
●横恋慕キャラ
■横恋慕キャラが主役
- そもそも横恋慕ではなくて,意中の人も内心横恋慕キャラを愛している
- 身分と状況が許さないのでそれを打ち明けられない
- 婚約者持ちの令嬢と護衛の騎士とか
- 老人の夫を持つ若い妻とイケメンの義理の息子とか
- 「生まれ変わったらまた逢いましょう」の展開になった場合,転生後に出会う姿が描写されて劇終
- 意中の人がライバルを本当に愛していないと,「脇から略奪しても許される理由」が用意される。
- ライバルが人格的に嫌な奴
- ライバルは金目当て
- ライバルは親が決めた婚約者で,しかも不誠実
- 「横恋慕キャラは昔,子供の頃,意中の人に (ライバルよりも先に) 出逢っていた」という展開
- 餓死寸前のところにお嬢様から菓子をもらったのを心に刻んで生きていた,とか
- モンスターに襲われた時に駆け出し冒険者だったヒーローに助けてもらった,とか
- ライバルを排除する手段が悪どいものだった場合,一時は意中の人と結ばれても,所業がバレて破局する。
- しかし主人公補正があり,「どんな手段を使っても」という情熱が作中で肯定されることもある。
- ライバルが都合良く死んだり去ったりして,意中の人と結ばれる
- 死別の場合「あなたの過去ごと愛します」系の決めセリフがある
- ライバルより容姿・魅力・能力が劣っていても,ささやかな理由・特技で意中の人に選ばれる。 (主人公補正)
- 意中の人の恋人や配偶者になれなくても,何かしらの救いがある。
- 傷心状態の時,「○○のことがずっと好きだった」と言い出すキャラが登場する。そういうことを言い出すのは大抵幼馴染キャラ。
■横恋慕キャラが脇役
- 魅力も実力もない「取るに足りない存在」はストーリーの味付け用の当て馬
- カップルの妨害に執念を燃やすが軽くあしらわれる
- 邪魔者を排除しようとして犯罪を画策するが失敗する
- 魅力や実力が高スペックで,出会う順番が逆だったら「本命彼氏・彼女」になれたかもしれないタイプは,行いの良し悪しで末路が決まる。
- 悪に走れば死亡・断罪
- 悲しみに耐えて善行を心がければ何かしらの救いがある。
- 各種の努力・正当な手段で意中の人を手に入れても,脇役の場合は全て無駄。潔く身を引かないと物語から強制排除。海外に転勤とか実家の破産とか,意中の相手と世界が違うほど大出世してしまって結婚が叶わないとか,何らかの理由で消される。
- 実力や権力はあるものの,横恋慕キャラが悪意から行動すると……
- 誘拐・殺害計画が失敗し,その経過でカップルの結びつきが強まる。カップルのどちらかが相手を救出する。
- まれに殺害が成功しても,魔法などで蘇生されてしまい,罪が発覚して処刑される。
- 善意系の横恋慕キャラが気持ちを隠して誠実な友人として付き合ったり,好きな相手の幸せを願って身を引くと……
- 意中の人と同等,またはそれ以上のスペックのキャラに愛を告白してもらえる
- 恋愛を諦めて何かに精進することで出世する
- カップルの間に出来た子供と年の差恋愛ができて結婚に至る
お約束の展開ノート
黄昏のポプリ
奇妙なポプリ
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