--LA-- [Latin] bear (she-bear)/「熊」(雌熊)
★聖人名
[English] | Ursula |
[German] | Ursula |
(愛称形) Ursel, Uschi | |
[Scandinavian] | Ursula |
[French] | Ursule |
[Hungarian] | Orsolya |
[聖人] | St. Ursula (4世紀,処女殉教者) |
■ ラテン語 ursa「雌熊」の指小辞形からできたラテン語名 Ursula に由来。
形が指小辞形のため,語意を意訳して little (she-)bear と書いてある辞典もある。
▼4世紀,11000人の処女とともにフン族に殺されたという伝説の処女聖人,聖ウルスラの名。彼女と運命を共にしたのは,実際には「11人」だったろうと考えられている。
……というのが昔読んだ本に書いてあったが,最近ネット検索したところ,聖ウルスラ自身が「実在しない人物」として扱われているらしい。
▼ドイツ語に,Ursula に由来する Urschel という語がある。語意は「ばかな女」。なぜそういう言葉ができたのか,背景は不明。
[カナ表記/原語でのアクセント位置参考]
Ursula (♀)
[カナ/English] アーシュラ
[カナ/German] ウルズラ
[カナ/(慣) 聖人名] ウルスラ
Ursule (♀)
[カナ/French] ユルシュル
Ursel (♀)
[カナ/German] ウルゼル
Orsolya (♀)
[カナ/Hungarian (慣)] オルソリャ, オルショリャ
Ursula (♀) に関係する名
--LA-- [Latin] bear /「熊」(雄熊)
[German] | Urs |
[Latin] | Ursus |
[聖人] | Sts. Victor and Ursus (殉教者,3世紀) |
■ ラテン語 ursus「雄熊」に由来するラテン語名 Ursus のドイツ語形。H&H によればドイツ (特にスイス) で使われる。
▼2002年ワールドカップサッカーで,準決勝の主審をつとめた人が Urs の名を持っていた。カナ表記は「ウルス」のようだ。
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