-諸説- [地域] English, French
[OG-Celtic] spear-servant/「槍」-「使用人,召使い,しもべ」
/後半の語意を不明とする説もある
[English] | Gervais, Garvase |
(変形) Gervaise, Jarvis | |
[German] | Gervas |
[Old German] Gervas | |
Gervaas | |
[Dutch] | |
[French] | Gervais |
[Old French] Gervais, Gervaise | |
[Italian] | Gervasio |
[Spanish] | Gervasio |
[Portuguese] | Gervasio |
[Polish] | Gerwazy |
[Russian] | Gervasi |
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Gervaise (♀) F.-諸説- [地域] French |
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[French] | Gervaise |
■古代ドイツ語 ger (語意 spear) とケルト語の語幹 vass- (語意 servant) を組み合わせたもの,とEGW にあるが,H&H
は後半要素を不明としている。
4世紀の聖人 St. Gervasius (ゲルヴァシウス) と関連がある名と考えられてもいるが,正確なところは不明。
▼ノルマン・コンクェストによってイングランドに持ち込まれた名で,12-3世紀に Gervas, Gervis, Jarvis, Jervis, Jervois, Jarvoise, Jarvie 等,多くの「姓名」を派生させた。このうち Jarvis は「姓名」から「個人名」に転用されている。
▼日本で「ジャーヴィス」という響きは『足長おじさん』(ジーン・ウェブスター作)に登場する男性の名として知られている。彼はヒロインに色々と助力した末,ヒロインと結婚する。彼の名の綴りは検索によると Jervis Pendleton だった。Pendleton のカナ表記として慣用的に「ペンデルトン」が使われているが (日本でアニメ化された時にペンデルトンだった),綴りを見るともう1つのカナ表記「ペンドルトン」のほうが妥当な気がする。
▼古代フランス語で Gervaise は Gervais の変形だったが,いつ頃からか Gervais の女性形扱いされるようになったらしい。フランスの小説家エミール・ゾラ作『居酒屋
(L'assommoir, 1877)』に登場する女性が Gervaise (ジェルヴェーズ) の名を持っている。
一方英語名としては Gervaise の綴りも男性名として残った。H&H は Gervaise の綴りで項目を立てている。
[カナ表記/原語でのアクセント位置参考]
Gervais (♂)
[カナ/French] ジェルベ
Gervaise, Gervase (♂)
[発音近似カナ/English] ジャーヴァス
Gervaise (♀)
[カナ/French] ジェルベーズ,ジェルヴェーズ
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