--CE-- [Celtic] 不祥
★聖人名
| [English] | Alan |
| (変形) Allan, Allen | |
| [Scottish Gaelic] | Ailean |
| [Welsh] | Alun |
| [French] | Alain |
| (変形) Alein, Allein | |
| [Latin] | Alanus |
| [聖人] | ウェールズとブルターニュで有名だった聖人 (司教・5世紀) の他,何人かいるらしい |
| [歴史人名] | アラン1世~4世 (ブルターニュ公) |
| [Rose (color)] | Alain (濃紅色), Alain Blanchard (濃いピンク) |
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Alana (♀) F.--CE-- Alan (♂) の異性形 |
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| [English] | Alana, Alanna, Alanah, Alannah |
| (造名) Alanda | |
■rock「岩」または harmony, concord「調和」などの意を持つケルト系の言葉が語源らしいが,不明。命名本系の本には handsome, cheerful といった語意が書かれていることがある。
▼5世紀のケルト語圏のブルターニュに,この名を持つ有名な司教がいた。また10世紀にブルターニュ公国を建てたアラン1世の名としても知られていた。
▼イングランドでこの名はノルマン・コンクェスト以後有名になった。というのはウィリアム征服王の配下の領主二人が Alain の名を持っていたからであった。EGW によればこの二人は Alain Fergéant, Count of Brittany, そして Alain le Roux, Earl of Richmond だった。
▼女性形は男性形をもとにして近代に造名されたもので,歴史が浅い。
▼バラの品種の欄にある Alain Blanchard (アラン・ブランシャール) は百年戦争 (15世紀) の時代のフランス人。「城壁から捕虜の首をぶら下げ,戦いに負けた時に処刑された」らしい。そんな名の残し方は嫌だ。しかし1839年,フランスの作出家 Vibert は自作のバラに彼の名をつけた。ということは,フランス側から見れば彼は勇者なんだろう。あるいは2013年現在で何かの新商品に400年前の歴史人名,例えば「小西行長」や「加藤清正」をネーミングするようなものだったかもしれない。
[カナ表記/原語でのアクセント位置参考]
Alan (♂)
[カナ/English] アラン
Allen (♂)
[カナ/English] アレン
Alain (♂)
[カナ/French] アラン
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