■セリバヒエンソウ [Delphinium anthriscifolium] キンポウゲ科/ヒエンソウ属---[撮影] 2022年4月29日,都立神代植物公園
バラ園の南側,つるバラのフェンスの裏に,ちょっとした空間がある。
2022年4月29日,久しぶりにそこを通ってみたら,中央部分が舗装されていて,きちんとした遊歩道になっていた。
昔は休日でもほとんど人通りがなく,バラ園舞台裏のような様相を呈する,雑草のはびこる野原だった。
しかしハナズオウの赤紫の花を見つけたり,モミジイチゴと思われる木の葉っぱで休憩している小さなアマガエルの頭を撫でてみたり,いろいろと楽しい思い出がある場所でもあったので,いきなりの舗装路に大変驚いた。
この舗装路の脇は以前と変わらず雑草エリアになっていて,いろいろな草が生えていたが,「セリバヒエンソウ」は2022年4月現在,わりと勢いよく繁茂している。私は紫の花が好きなので,昔から今のように大量に生えていたなら覚えているはずなのに,全く覚えがない。
ここ20年ばかりの間に台頭したのだろうと思う。
漢字では「芹葉飛燕草」。『春の花』によると中国原産で,明治時代に日本に入り,東京周辺に多い,そうだ。
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Last update 2022.4.30