神代植物公園の花

ラショウモンカズラ [Meehania urticifolia] シソ科/ラショウモンカズラ属---[撮影] 2002年4月初旬,都立神代植物公園

ラショウモンカズラ(2002年4月初旬)

 神代植物公園の「流れの山野草園」で撮影。さすがにシソ科で,葉っぱがシソに良く似ている。花の長さは4〜5cm,高さ20〜30cmになる多年草。

 漢字では「羅生門葛」と書く。
「京都の羅生門で,源頼光の臣の渡部綱が,鬼の片腕を切り落とす」。これが能の『羅生門』(作/観世信光)の大筋である。
 この植物は「花の形を,切られた鬼の腕に見立てて」名づけられたそうだ。しかし「蕾の先のくびれが,鬼女の腕の傷に似ているから」としてある本もある。


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Last update 2002.5.5