■ホワイト・マジック隣の謎の一重バラ---[撮影] 2022年5月19日,都立神代植物公園
バラ園24区の「ホワイト・マジック」の横に,明らかに別品種がしれっと植栽されている。名札なしで。
撮影は5月なので,もしかすると6月中に名札がつけられたかもしれないが,猛暑が続いているため公園に出かけられず確認できない。
連日35度だ36度だ,外出は可能な限り避けて下さい……とアナウンスされる中,バラ園のど真ん中で熱中症で死んだらニュースになって恥をさらしてしまうかもしれないし。
名札の下の八重咲きが「ホワイト・マジック」,「謎の一重のバラ」の隣が「ゴールデン・スリッパーズ」である。
蕾がピンクで開花するとごく僅かにピンクの陰影がある白,という愛らしさが大変気に入ったが,名前が分からない。
バラ園案内板の品種名リストで24区を確認しても,この一重のバラの名前はない。
案内板のリストは2021年データなので,それに載っていないということは,「2021年データの時点で植栽されていたのに綺麗にスルーされた (ホワイト・マジックとしてカウントされた)」か,「2021年以降に植栽された」ものと思われる。
しかし2021年に植栽され,それが新品種であるならば,名札も新調しなければならないだろう。
もしかしたら「ホワイト・マジック」が何らかの原因で数株ダメになり,穴埋めに「ホワイト・マジック」の苗を発注したが,その苗が全然別の品種で,そのまま委託業者が植えてしまった……という状態なのだろうか。
それで今春,花が咲いてみたら職員もびっくり,ということなのか。
それとも「ホワイト・マジック」の数株が揃って先祖返りでもして変化したのか。
謎だ。
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Last update 2022.7.2